注文住宅を建てるとき、建物や土地の価格ばかりに注目してしまいがちです。
しかし、実際には住宅そのもの以外にもさまざまな費用が発生します。
これらの費用を「諸費用」と呼ぶことがあります。
諸費用をきちんと考えていないと、
「予算内で建てられると思っていたのに、最後にお金が足りなくなった」
ということになりかねません。
この記事では、注文住宅で発生しやすい諸費用について、初心者向けに分かりやすく解説します。
注文住宅の諸費用とは?
諸費用とは、土地や建物そのものの価格とは別に必要になる費用のことです。
例えば、
・住宅ローンの手数料
・登記費用
・印紙税
・火災保険
・地震保険
・引っ越し費用
などがあります。
どの費用が必要になるか、また金額がいくらになるかは、土地や住宅、住宅ローンなどの条件によって変わります。
① 住宅ローンの諸費用
住宅ローンを利用する場合、金融機関に支払う手数料などが発生します。
例えば、
・融資手数料
・保証料
・印紙税
・登記関連費用
などです。
金融機関によって仕組みや金額が違うため、住宅ローンを比較するときには金利だけではなく、諸費用まで確認しましょう。
② 登記費用
注文住宅を建てる場合には、不動産に関する登記が必要になります。
例えば、
・所有権に関する登記
・抵当権設定登記
などがあります。
登記を司法書士などに依頼する場合は、手続きにかかる報酬も必要になります。
具体的な金額は物件や手続き内容によって変わるため、事前に確認しておきましょう。
③ 印紙税
住宅の購入や建築、住宅ローンなどの契約をするときには、契約書に印紙税が必要になる場合があります。
契約金額などによって税額が変わるため、契約前に確認しておきましょう。
④ 火災保険
住宅を建てた後は、火災保険への加入を検討することになります。
火災保険では、火災だけではなく、商品によってさまざまな補償を付けられる場合があります。
例えば、
・水災
・風災
・水濡れ
・盗難
などです。
必要な補償は住宅の立地や建物の状況によって異なります。
保険料だけではなく、必要な補償内容を確認しましょう。
⑤ 地震保険
地震による損害に備える保険として、地震保険があります。
地震保険は火災保険とセットで契約する仕組みになっています。
地震リスクが気になる地域の場合は、補償内容を確認しておきましょう。
⑥ 土地購入に関する費用
土地を購入して注文住宅を建てる場合、土地代以外にも費用が発生します。
例えば、
・仲介手数料
・登記費用
・印紙税
などです。
また、土地によっては、
・造成工事
・地盤改良
・擁壁工事
・上下水道工事
などが必要になることもあります。
そのため、土地価格だけで予算を考えないようにしましょう。
⑦ 地盤改良費
土地によっては、建物を建てる前に地盤改良工事が必要になる場合があります。
地盤の状態によって工事内容や費用は異なります。
土地を購入する前に、地盤について確認できる情報があるか、住宅会社などにも相談しておくと安心です。
⑧ 外構工事費
外構工事も忘れやすい費用のひとつです。
例えば、
・駐車場
・フェンス
・門柱
・アプローチ
・庭
・物置
などがあります。
建物の見積もりに外構が含まれているのか、別途工事なのかを確認しておきましょう。
⑨ 引っ越し費用
家が完成したら引っ越しが必要になります。
引っ越し業者に依頼する場合は、当然その費用も必要です。
また、
・家具
・家電
・カーテン
・照明
・収納用品
などを新しく購入する場合、その費用も考えておく必要があります。
⑩ 家具・家電
新築住宅に合わせて家具や家電を買い替える家庭も多いでしょう。
例えば、
・冷蔵庫
・洗濯機
・エアコン
・テレビ
・ソファ
・ダイニングテーブル
・ベッド
などです。
これらは住宅ローンとは別に考えておいた方が安心です。
諸費用を忘れないための方法
おすすめなのは、家づくりを始めた段階で「住宅以外に必要なお金」を一覧にすることです。
例えば、
土地関連
→土地購入費、仲介手数料、登記費用など
建物関連
→建物本体、付帯工事、外構など
ローン関連
→融資手数料、保証料など
入居関連
→引っ越し、家具、家電など
というように分類すると、必要なお金を整理しやすくなります。
見積もりで確認したいこと
住宅会社から見積もりをもらったら、
「この金額に何が含まれていますか?」
と確認しましょう。
特に、
・照明
・カーテン
・エアコン
・外構
・地盤改良
・水道工事
などは、会社によって見積もりへの含まれ方が違う場合があります。
「本体価格が安いから」という理由だけで決めるのではなく、最終的に必要になる金額を比較しましょう。
諸費用を考慮して予算を決める
注文住宅では、
土地代
+
建物代
+
付帯工事費
+
外構費
+
諸費用
+
入居費用
まで考えて、総予算を決めることが大切です。
住宅ローンの借入額を決める前に、家づくり全体でどれくらいのお金が必要なのか整理しましょう。
諸費用のチェックリスト
□ 土地の仲介手数料
□ 登記費用
□ 印紙税
□ 住宅ローンの手数料
□ 保証料
□ 火災保険
□ 地震保険
□ 地盤改良費
□ 水道・ガスなどの工事費
□ 外構工事費
□ 引っ越し費用
□ 家具・家電
□ カーテン
□ 照明
□ エアコン
必要な費用は人によって異なるため、自分たちの場合に何が必要なのかを確認しましょう。
まとめ
注文住宅では、土地代や建物代だけを見ていると、後から思わぬ費用が発生することがあります。
特に、
・住宅ローン関連費用
・登記費用
・印紙税
・火災保険
・地震保険
・地盤改良費
・外構工事費
・引っ越し費用
・家具・家電
などは、早い段階から考えておきましょう。
注文住宅の予算を決めるときは、
「家を建てるために最終的にいくら必要なのか」
という総額で考えることが大切です。
見積もりをもらったら、金額だけではなく「何が含まれているのか」まで確認し、納得したうえで住宅会社を選びましょう。
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