注文住宅の住宅ローンはどう選ぶ?初心者が知っておきたい基本と注意点

注文住宅を建てるとき、多くの人が利用するのが住宅ローンです。

しかし、

「どの住宅ローンを選べばいいの?」

「固定金利と変動金利はどっちがいい?」

「いくら借りればいい?」

など、分からないことも多いでしょう。

住宅ローンは数十年にわたって返済することになるため、金利だけではなく、返済額や手数料なども含めて慎重に考える必要があります。

この記事では、注文住宅を建てる前に知っておきたい住宅ローンの基本について、初心者向けに解説します。

住宅ローンとは?

住宅ローンは、住宅の購入や建築などのために金融機関からお金を借りる仕組みです。

借りた金額に利息を加えて、毎月少しずつ返済していきます。

注文住宅の場合は、

・土地購入費
・建物建築費
・付帯工事費
・諸費用

などを住宅ローンの対象にできる場合があります。

ただし、金融機関によって対象となる費用や条件が異なるため、事前に確認することが大切です。

「借りられる金額」と「返せる金額」は違う

住宅ローンを考えるうえで、最も重要なのがこの考え方です。

金融機関が「この金額まで借りられます」と判断したとしても、その金額をすべて借りる必要はありません。

例えば、

・子どもの教育費
・車の維持費
・生活費
・貯蓄
・固定資産税
・住宅の修繕費

など、住宅ローン以外にも将来的な支出があります。

そのため、

「最大でいくら借りられるか」

ではなく、

「毎月いくらなら無理なく返せるか」

を基準に考えることが重要です。

変動金利とは?

変動金利は、金利が市場環境などに応じて見直されるタイプの住宅ローンです。

一般的に、固定金利より低い金利水準でスタートする場合があります。

一方で、将来的に金利が上昇すると返済負担が増える可能性があります。

そのため、

「今の金利が低いから安心」

と考えるのではなく、金利が上昇した場合にも返済できるかを考えておくことが大切です。

固定金利とは?

固定金利には、一定期間だけ金利を固定するタイプや、返済期間中の金利を固定するタイプなどがあります。

返済期間中の金利変動による影響を抑えやすい一方で、変動金利より金利水準が高くなる場合があります。

住宅ローンを選ぶときは、

「金利が上がるリスクをどこまで受け入れられるか」

という視点も重要です。

住宅ローンは金利だけで比較しない

住宅ローンを比較するとき、

「金利が低い銀行を選べばいい」

と考えてしまう人もいるかもしれません。

しかし、実際には金利以外にも、

・融資手数料
・保証料
・団体信用生命保険の内容
・繰り上げ返済手数料
・その他の条件

などがあります。

そのため、金利だけではなく、トータルでどれくらいの費用になるのかを確認しましょう。

団体信用生命保険とは?

住宅ローンを利用するときには、団体信用生命保険についても確認しましょう。

団体信用生命保険は、住宅ローンの返済中に契約者に万一のことがあった場合などに、保険金によって住宅ローンの残高が返済される仕組みです。

ただし、保障内容は金融機関や商品によって異なります。

どのような場合に保障されるのか、事前に確認しておきましょう。

ボーナス払いには注意

住宅ローンでは、ボーナス月に多めに返済する方法を選択できる場合があります。

毎月の返済額を抑えられるメリットがありますが、ボーナスが将来も同じように支給されるとは限りません。

転職や会社の業績などによって収入が変わる可能性もあります。

そのため、住宅ローンを組む際には、ボーナスに頼りすぎない返済計画を考えることも重要です。

頭金はいくら必要?

住宅ローンを考えるとき、

「頭金をたくさん入れた方がいいの?」

と疑問に思う人もいるでしょう。

頭金を多く入れれば借入額を減らせる一方で、手元の貯金が少なくなってしまう可能性があります。

住宅を購入した後にも、

・引っ越し
・家具
・家電
・税金
・修繕
・生活費

などのお金が必要です。

そのため、頭金を考えるときは、手元に残しておきたい資金とのバランスも重要です。

注文住宅では「つなぎ融資」に注意

注文住宅では、土地代や建築費を支払うタイミングが、一般的な住宅購入とは異なる場合があります。

例えば、

土地代

着工金

中間金

完成時

など、建物が完成する前に支払いが必要になることがあります。

住宅ローンが実際に実行されるタイミングによっては、これらの支払いに対応するため「つなぎ融資」などを利用する場合があります。

利用できるかどうかや費用については、金融機関や住宅会社に事前に確認しましょう。

住宅ローンの返済以外にもお金がかかる

家を購入すると、住宅ローン以外にもさまざまな費用が発生します。

例えば、

・固定資産税
・火災保険
・地震保険
・修繕費
・外構の維持費

などです。

「住宅ローンの月々の返済額だけなら払える」

という考え方ではなく、住宅を維持するために必要な費用まで考えておきましょう。

住宅ローンを選ぶときのチェックリスト

住宅ローンを比較するときは、次の項目を確認しましょう。

□ 金利

□ 金利タイプ

□ 融資手数料

□ 保証料

□ 団体信用生命保険

□ 繰り上げ返済の条件

□ ボーナス払いの有無

□ つなぎ融資の対応

□ 借入可能額

□ 毎月の返済額

□ 総返済額

□ 将来金利が上昇した場合の返済額

特に「毎月いくら返すか」だけではなく、「最終的にいくら返すのか」まで確認しましょう。

住宅ローンは複数の金融機関を比較する

住宅ローンは、最初から1つの金融機関だけで決める必要はありません。

複数の金融機関を比較することで、

・金利
・手数料
・保障内容
・つなぎ融資
・審査条件

などの違いが分かります。

住宅会社から提案された住宅ローンだけで決めるのではなく、自分でも比較してみるとよいでしょう。

まとめ

注文住宅の住宅ローンを選ぶときは、金利だけではなく、総合的に比較することが大切です。

特に、

・借りられる金額ではなく返せる金額を考える
・金利タイプを理解する
・手数料なども確認する
・団体信用生命保険を確認する
・ボーナス払いに頼りすぎない
・つなぎ融資について確認する
・住宅ローン以外の住宅関連費用も考える

といったポイントを確認しましょう。

住宅ローンは長期間にわたる大きな契約です。

「月々の返済額がいくらになるか」だけではなく、「将来も無理なく返済できるか」という視点で、自分たちの家計に合った住宅ローンを選ぶことが大切です。

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